四柱推命 71 蔵干総論
これまでの説明で天干の通変星でどのような人物なのかを占うことがでるようになりました。天干は持って生まれた先天的な資質です。
対して地支は環境や出会った人々の影響を受ける後天的な性質や能力で変化する面があります。この後天的な要素をも通変星で占いたい。しかし、地支は十二支で成り立っているのでこれを十干に変換させなければ通変星はできません。地支に蔵されている十干を導き出す方法が蔵干です。
下の図でたとえば、丑の1月は「癸」から始まり「辛」になり「己」で終わるということです。
つまり、丑は「癸・辛・己」の干を蔵しているということです。下の図で十干の文字の背景色は五行色体表に基づき、木⇒春⇒青・火⇒夏⇒赤・土⇒長夏(土用)⇒黄色・金⇒秋⇒白・水⇒冬⇒黒としています。また、文字の外側の円は、陰⇒黒・陽⇒赤としています。

十二支は1年で1サイクルまわります。子(12月)・丑(1月)・寅(2月)・・・・・戌(10月)・亥(11月)できまっています。【この月というのは、我々が日常的に使っているカレンダーのグレゴリオ暦ではなく、四柱推命で使う干支暦です。干支歴は冬至・夏至・春分・秋分を基に地球の公転を正確に30°で区切った二十四節気にもとづいています。】
十干も1年のサイクルで変化していきます。春は木(甲乙)・夏は火(丙丁)・秋は金(庚辛)・冬は水(壬癸)です。土(戊己)は土用で季節の変わり目にあります。
日本ではウナギを食べる土用の丑の日が有名ですね。平賀源内が丑の「う」とウナギの「う」で消費拡大に貢献したといわれています。その他「う」の付くもので、ウリ・梅干し・うどん・馬の肉もよいそうです。冬の土用は未の「ひ」でヒラメ・ヒラマサ・ひじきなど。春の土用は戌の「い」でイチゴ・イワシ・イカ・インゲン豆・芋。秋の土用は辰の「た」で玉ネギ・タコ・大根がよいそうです。

