体脂肪 1 総論
身体内に蓄積された脂肪分のことを体脂肪といいます。
その体脂肪の量が、体重に占める割合を体脂肪率といいます。
体脂肪率(%)=体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100で表されます。体脂肪が過剰に蓄積された状態が肥満とされています。
体脂肪(脂肪細胞)は、エネルギー源を貯蔵して体温を保つ働きや、外部からの衝撃から内臓を守る役目があります。また、体の機能を正常に保つために必要なホルモンなどの物質を作り出しています。女性にとっては正常月経の維持や妊娠および出産などに不可欠です。
人間の身体は、60%が水分で、約22%が内蔵と筋肉および骨で、約18%が脂肪(体脂肪)です。
体脂肪は、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」がメインです。ほかに「異所性脂肪」と呼ばれ、筋肉や臓器に付いた脂肪もあります。