脂質 14 リノール酸
オメガ6系脂肪酸のリノール酸が多く含まれるのはサラダ油やマーガリンです。
30年ほど前には、リノール酸含有量の高さをアピールする油のテレビCMが多く有り「動物性脂肪はコレステロール値を上げ動脈硬化や心臓病の原因になるから健康によくない。コレステロール値を下げる植物性のリノール酸を積極的にとろう」といわれた時代がありました。
しかし、最近の研究では、リノール酸のコレステロール低下作用は短期的なもので、長期間多くとると心臓・脳血管系疾患や欧米型がん及びアレルギー性疾患(花粉症・アトピー・喘息)などの原因になるという報告が出てきています。
他方、アレルギー症状の緩和に効果があるとされるのがオメガ3系脂肪酸です。