内臓脂肪 13 ホルモン阻害

 やせホルモンとか長寿ホルモンとか呼ばれる「アディポネクチン」というホルモンがあります。このホルモンは脂肪細胞から出ている生理活性物質で善玉アディポカインです。肥満や糖尿病・高血圧・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の人は、血中のアディポネクチン値が低下します。アディポネクチンの低下は生活習慣病を悪化させます。動脈硬化を進め心臓血管などの循環器病を誘発させます。

 満腹ホルモンと呼ばれる「レプチン」も脂肪細胞から分泌されるホルモンです。満腹になったとの情報を脳に伝える役割があります。しかし、内臓脂肪が増えすぎると満腹情報が脳に伝えられなくなり、食欲を抑えられなくなります。もう一つの働きは、エネルギー消費を促進することです。これも内臓脂肪が増えすぎると働きが悪くなり、エネルギー消費分が脂肪となり蓄積されます。

 内臓脂肪はこれらの良いホルモンの働きを邪魔して、益々不健康に陥れるものです。

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