内臓脂肪 10 脂肪肝3
脂肪肝かどうかは①ALT(GET)と②AST(GOT)および③γ-GTPの血液検査結果で分かります。
①ALTとは「アラニンアミノトランスフェラーゼ」の略です。肝臓に最も多く分布している酵素です。以前はGETとも呼ばれていた酵素です。
②ASTとは「アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ」の略です。肝臓だけでなく、心臓の筋肉や骨格筋などにも存在しています。以前はGOTとも呼ばれていた酵素です。
③γ-GTPとは「ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ」の略です。アミノ酸を生成する酵素です。胆道(肝臓から十二指腸への胆汁の通り道)・すい臓・腎臓の細胞に含まれています。
以上3検査データを見比べ、脂肪肝の悪さ具合や進展具合などを推定します。
検査結果の基準値は、その範囲に収まっていればマズ問題ないでしょうとする厳しめの値です。これを超えたからただちに危険というものではありません。基準値を超えたら「ボチボチ生活習慣を改めないとダメかな。食事を見直し、もっと運動しなきゃ」と考えるきっかけにしてください。