内臓脂肪 5 原因は糖質
内臓脂肪が増える原因は脂質の食べ過ぎではなく(明日のブログに書きます)、糖質の食べ過ぎです。
白米・パン・パスタなどの炭水化物および甘いものなどの糖質は身体に吸収されやすいため血糖値が上昇します。糖質は水溶性であるため水溶性の血液に溶け込みやすく、食べた糖質のほぼ全てが血液に吸収されます。
これまで飢餓と闘い生き延びて進化してきた生物でもある人間にとって貴重な血糖は、速やかに血液から体内に取り込むようプログラムされています。膵臓から分泌されるインスリンがその役目を担っています。人間の進化過程の歴史の長さに比べ、近年の食生活の変化は早すぎます。人間の身体が近年の糖分の取り過ぎに対応しきれていません。
急激に血糖値が上がれば、より多くのインスリンがでて速やかに吸収して来たるべき飢餓に備えます。多くのインスリンが出るために、より多くの中性脂肪が作られ、内臓脂肪として蓄えられます。さらに、インスリンが過剰に分泌されると食後に血糖値が急降下し、空腹を感じやすくなり間食や食べ過ぎを招き、太りやすい体質になっていきます。
糖質は血液に吸収されやすく、より多くの内臓脂肪(中性脂肪)変換される身体の仕組みになっています。