体脂肪 25 肥満→高尿酸血症
尿酸という物質が血中で増えすぎた状態を「高尿酸血症」と呼びます。この状態が長く続くと、痛風という激しい関節痛を引き起こす病気になり、心臓病などのリスクが高くなることが知られています。
肥満の人は食事の量も多くプリン体の摂取も多くなります。プリン体の多い食品(ニボシ・鰹節・タラの白子・鶏レバー・マイワシの干物・豚レバー・エビなど)を控えた方がいいです。逆に、アルカリ性食品である野菜、海藻、いも類、きのこ類を多く食べると良いです。お酒類ではビールにプリン体が多く、焼酎には少ないです。最近ではプリン体ゼロのビールもありますが、ノンアルコールでなければ意味ありません。
痛風の患者は98.5%が男性です。女性1.5%と低いのは女性ホルモンに尿酸の排泄を促す働きがあるからです。
尿酸の排泄を促すために水分は一日に2ℓ程度飲むと良いです。週に連続の2日以上禁酒日を設けるのも有効です。週に3回以上で1回30分程度の散歩(有酸素運動)がお勧めです。