体脂肪 14 脂肪燃焼2
生体(生きている身体)内で起こる化学反応をまとめて代謝といいます。
代謝の中でも二酸化炭素や水などの簡単な構成物質から生体物質をつくる光合成などの過程を同化といいます。生体物質を二酸化炭素や水などの簡単な物質に分解する呼吸などの過程を異化といいます。つまり呼吸も代謝の1つ(異化)です。
呼吸や光合成を行う際に出入りするエネルギーの仲立ちをする物質は「エネルギーの通貨」とも呼ばれるATPです。ATP(アデノシン三リン酸)はアデノシン(アデニンとリボース)と3個のリン酸が結合した化合物です。
ATPにあるリン酸どうしの結合を高エネルギーリン酸結合ともいいます。ATPにエネルギーを蓄え、ADP(アデノシン二リン酸:アデノシンと2個のリン酸が結合した化合物)と1個のリン酸に分解される時にエネルギーを放出します。そのエネルギーがあらゆる生命活動に利用されています。