体脂肪 12 落ちにくい
食べ過ぎれば、余ったエネルギー分は身体に蓄えられます。便や尿として排出されません。生物は長い間、飢餓との戦いでしたから余ったからといって無駄に捨てる機能は備わっていません。無駄にすてた生物は進化の途中で淘汰されたのでしょう。
余ったエネルギー分は身体の中で、まず、筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられます。それでも余ったエネルギー分が脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられます。これが体脂肪です。
運動して消費されるのは、まず、筋肉や肝臓のグリコーゲンです。これらがなくなってから、ようやく体脂肪が使われ始めます。飢餓でもより長く生き抜くために体脂肪の消費もなるべく抑えなければなりません。ゆえに、なかなか減りません。