糖質 5 糖尿病(分類)

糖尿病には4タイプあります。しかし、90~95%が2型糖尿病です。一般的に糖尿病といえば2型糖尿病です。

●1型糖尿病  簡単に言うと自己免疫疾患です。リンパ球が誤作動を起こし、インスリン(血液中のブドウ糖を減らすホルモン)を生成する場所であるすい臓のβ細胞を破壊してしまうことで発病します。インスリンの自己注射が必要です。 

●2型糖尿病  遺伝的要因に過食や運動不足などの生活習慣が重なって発症します。高カロリー食、高脂肪食、運動不足などが引き金となり、インスリンの分泌や作用の低下を招き、血液中のブドウ糖が多くなることで起こります。初期の頃は自覚症状がほとんどありません。長年放置すると血液中に残ったブドウ糖がすい臓に害を与え、インスリンの分泌量を減らしたり、肝臓や筋肉などの組織でインスリンが効きにくくなり、さらなる高血糖による悪循環が起こります。その結果、血管や神経が異常をきたし、さまざまな合併症が起こります。アジア人は欧米人よりもインスリンの分泌量が少ない人が多いので、もともと糖尿病になりやすい遺伝的体質をもっています。きまじめな日本人はストレスをかかえやすい事も影響しているのでしょう。

●二次性糖尿病  ほかの病気が原因となり二次的に起こる糖尿病です。引き金となる病気は様々ですが、肝臓・すい臓の病気、バセドウ病、クッシング症候群、遺伝子疾患、治療のために利用するステロイド薬による副作用で起こることがあります。

●妊娠糖尿病  妊娠中の糖代謝異常で血糖値が基準より高いがまだ糖尿病にはなっていない軽度の段階を指します。日本では妊婦さんの7~9%が発症しています。

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