睡眠障害 7 サイクル

 睡眠時間は90分の倍数(6時間・7時間30分)が良いとは限らないです。レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルは90分の一定ではなく、個人差があって80~120分の巾があるからです。

 レム睡眠とは、浅い眠りで脳は起きているが身体の筋肉は眠っている状態。REM(rapid eye movement) sleep、急速に眼球が運動している。

 ノンレム睡眠とは、深い眠りで脳は眠っているが身体の筋肉は起きている状態。レム睡眠ではないのでノンレム睡眠(Non-rapid eye movement sleep)。体温は少し低くなり、呼吸や脈拍は非常に穏かになってきて血圧も下がる。なお、この段階で無理に起こされると、起きてもしばらく頭がぼーっとした状態が続く「睡眠慣性(睡眠惰性、寝ぼけ)」が起きます。つまり、睡眠の最後にノンレム睡眠に入っていると目覚めが悪い。

 眠りにつくと、初めにノンレム睡眠が現れ、眠りが時間とともに段々と深くなり、深いノンレム睡眠状態がしばらく続きます。その後、眠りが浅くなっていき、1回目のレム睡眠へと移行します。このサイクルが4~5回繰り返され目覚めるのが一般的です。

 1回目のノンレム睡眠時間帯が1番大切です。熟睡したか・目覚めすっきりか・質の良い睡眠かなどは、この時間帯の過ごし方で変わります。この時間帯だけでも安眠できる環境を整える。

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