お薬 19 腸活

 腸には約1,000種類100兆個の細菌が生息しています。細菌の量の比率が、善玉菌30〜40%・悪玉菌10%・日和見菌50〜60%が理想とされています。腸内環境をより良い状態にするために、食事に気をつけたり必要な運動をしたりすることを腸活と呼んでいます。

 お薬の抗生物質をのめば腸内細菌も死滅させられ、きれいなお花畑に見えていた腸内細菌風景である腸内フローラは焦土化します。

 免疫細胞の70~80%程度は腸内にいます。抗生物質を飲めば免疫細胞も死滅させられて、ウイルス退治などができなくなり病が発生しやすくなります。

 抗生物質とは「抗菌薬」です。つまり細菌による感染症(肺炎、髄膜炎、食中毒、皮膚感染症など)に対して有効なお薬です。逆に言えば、細菌以外の原因で引き起こされた病気には効果はありません。つまり、ウイルスが原因の風邪に抗生物質は効かない。効かないのに風邪薬に抗生物質を入れる医師もおられます(入れない医師もおられます)。風邪が長期化し肺炎などになるのを防ぐためだと思います。

 医師まかせにせず、患者サイドも正確な知識をもちメリットとデメリットを考え必要最小限のお薬にすることが大切です。

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