陰陽と鍼灸
陰陽(いんよう)とは、中国古代の思想でこの2つの気によって万物が生成・消滅するという考え方です。これに基づき東洋医学および鍼灸も展開されています。
「陰が病」で「陽が健康」ではありません。陰と陽がバランスよく適度な状態にある身体が健康です。逆に言えば、陰に傾きすぎたり陽に傾きすぎたら病に陥る。
ざっくり言えば、鍼灸治療とは患者さんが陰か陽かを診てその傾きを修正すること。陰陽に傾きすぎた原因は何でどのがどういう状態になりすぎ症状が出ているのか、それを修正するにはどこをどのようにどの程度調整すれば治るのかなどなど多岐に亘る。その人その時期その土地によっても変わるので益々難解になる。そこは鍼灸師にお任せください。