ヒト幹細胞培養液 美容鍼ができるのは、富山県内で唯一「やま鍼灸院」のみです。
1.ヒト幹細胞とは
2006年に京都大学の山中伸弥教授らは世界で初めてiPS細胞の作製に成功し、2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞しました。山中教授らは、皮膚などに分化した細胞にある遺伝子を組み込むことで、あらゆる生体組織に成長できる万能な細胞を作ることに成功しました。iPS細胞とは、細胞を培養(育てて増やす)して人工的に作られた多機能性の細胞のことです。この働きを持った細胞の総称が幹細胞です。
つまり、幹細胞は自身と同じ細胞を作り出すことができるだけでなく、必要に応じて肌細胞や神経細胞など、さまざまな種類の細胞に変わることができるのです。この特性により、人体の修復や再生に重要な役割を果たすことができるのです。
2.ヒト幹細胞培養液とは
培養(育てて増やす)液はヒトの皮膚細胞や臍帯血などから作られます。ヒト幹細胞培養液は人間の細胞との親和性が高いため、アレルギーなどの副作用が少なく、安心感のあることが大きなメリットです。美容鍼に用いるヒト幹細胞培養液は、ヒト幹細胞を培養する液であり、ヒト幹細胞は含まれていません。
3.美容鍼とは

お顔に極細(直径0.14mm)で先の丸いステンレス製の鍼を打たせていただきます。
極細ですから痛みは、ほぼありません。
参考)治療用の鍼 直径0.16~0.25mm
髪の毛 直径0.05~0.15mm
注射針 直径0.40~0.80mm
美容鍼を打つことで美しいお肌になります。その機序を以下に書きます。

(1)お肌のターンオーバーについて
お肌の構造は、表面から順に「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」「真皮」とあります。
一番深い「真皮」にのみ真皮線維芽細胞が存在しています。
この真皮線維芽細胞が美しいお肌の基となる「コラーゲン」「ヒアルロン酸」を産み出しています。
産まれたコラーゲン・ヒアルロン酸は、真皮→基底層→有棘層→顆粒層→角質層をお肌の表面に向かって浮き出てきます。
そして死に絶え、垢(あか)となってお肌から剥がれ落ちます。
この一生を「お肌のターンオーバー」と呼んでいます。
お肌のターンオーバーの周期は年齢とともに長くなります。
20歳代で約28日
30~40歳代で約45日
50~60歳代で約75日
70~80歳代で約105日
(日数は諸説ありますし、個人差もあります)
(2)しわ・シミ・たるみ等の原因について
お肌のターンオーバーの周期の乱れ遅れが各種お肌トラブルの原因です。
・しわ:周囲に比べ周期が遅れることで固形化(体積が減り硬くなる)し溝ができるため
・シミ・色素沈着:周期が遅れることで汚濁色素が蓄積されるため
・くすみ:周期が遅れることで、紫外線などによる酸化作用で色素変質した組織がお肌表面に長く多く留まるため
・乾燥:周期が遅れることで保湿バリア機能が低下するため
・たるみ:周期が遅れることで、お肌の重みを支えるコラーゲン組織が疲弊し重力に負けるため

(3)しわ・シミ・たるみ等の改善について
・お肌のターンオーバー周期を早めることと均一化することです。
美容鍼が真皮線維芽細胞を刺激することで、細胞の活動が活発化しコラーゲン・ヒアルロン酸を早く多く産み出します。各種お肌トラブルのある範囲に集中的に刺鍼することで、その範囲のターンオーバー周期を早めることができます。それと共にしわ部は周囲に比べ周期が早くなるため均一化もされます。
(4)さらに効果を高める手法について
美容鍼を打つことに加え「ヒト幹細胞培養液」を作用させることでより一層ターンオーバーを早めることができます。このヒト幹細胞培養液美容鍼ができるのは、富山県内で唯一「やま鍼灸院」のみです。都会では1回あたり数万円【やま鍼灸院は6千円】です。
(5)化粧品や飲み薬について
近年、ヒト幹細胞培養液がお肌美容に効果が高いことが分かってきたことから各種製品に展開されています。しかし、効果はほぼありません。
・お肌に塗る化粧品:お肌の表面に塗るだけでは、コラーゲン・ヒアルロン酸を産み出す真皮線維芽細胞がいる真皮までは届きません。
・美容成分のある飲み薬:口から摂取してもほとんどは吸収されずに尿や便となって排出されます。一部が体内に吸収されたとしても全身の全ての組織に作用することになります。顔のお肌に作用するのは無に等しいぐらいの極々超一部でしかないでしょう。特にしわの改善には、しわの溝下の真皮線維芽細胞だけ周期を早めないといけないのに、そこにピンポイントで作用させられる訳がありません。